ノルウェーリーグから浦和レッズに移籍したカスパー・ユンカー。
浦和レッズに移籍早々得点王になるのではないかと思われるくらいにゴールを量産していますね。
凄い選手が浦和レッズに来たのは分かったけど、実際どんなプレースタイルなのか気になる方は多いでしょう。
そこで、この記事ではユンカーのプレースタイルについて解説します。
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ユンカーのプレースタイル
ユンカーのプレースタイルは一言で言えばなんでもできる万能FW。
初めてプレーを見たのは浦和レッズでのデビュー戦だったのですが、「浦和レッズはとんでもないFW取ったな」と感じました。
具体的にユンカーがどんなFWなのか解説します。
裏へ飛び出しを狙うタイプのFW
タイプとしては裏への飛び出しが上手いタイプです。
相手のDFラインの裏に飛び出してなるべくフリーに近い状況を作り出してゴールを決めようとします。
ただ、浅野琢磨のようにスピードでぶっちぎるタイプでは無くてDFと駆け引きをして裏を抜けるタイプ。
いわゆる「消える動き」をするFWです。
フィジカルでボールを収めるタイプではない
ユンカーは慎重が186cmとJリーグの中では割と大柄な方です。
しかし、フィジカルでゴリゴリとボールキープをするタイプではありません。
実際、デンマークでプレーしていた頃はユンカーよりも大きい選手はいくらでもいたでしょうからね。
シュートパターンが豊富
ユンカーの得点能力が高い理由の1つがシュートパターンが豊富なことです。
裏へ抜け出してシンプルに点を取ることもできますが、強く撃つシュートもコースを狙うシュートもワンタッチゴールも自由自在です。
分かりやすい例で言えば下記の動画のループシュートがゴールを奪うためのパターンの豊富さを物語っています。
実際、浦和レッズに移籍する前からゴール数はめちゃくちゃ多く、浦和レッズの直前にいたチームではノルウェー1部リーグとはいえ、25試合で27得点と1試合1点以上のペースで得点を量産していました。
左足でのテクニックが高い
ユンカーは基本的な左足のテクニックが高いです。
ビックリするようなフェイントやスルスル抜けるドリブルをする訳じゃないんですが、止める蹴るの基本技術のレベルが高く、自分の次のプレーがやりやすい場所へボールを置くことができます。
下記のプレーが分かりやすいですが、トラップで中に入るフリして外へ抜ける一連の動作が非常に滑らかで、簡単に相手DFが引っかかっています。
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キャスパー #ユンカー
ゴールに迫る💥💥💥
\惜しくもポストを叩くも…
🙆♂️パスを呼び込むポジショニング
🙆♂️惚れるフェイク🏆明治安田J1第18節
🆚浦和×湘南
📺#DAZN でライブ中#2021のヒーローになれ #EverydayJリーグ@REDSOFFICIAL pic.twitter.com/ckHqd8kWcD— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 20, 2021
基本技術が高いおかげでいくつものゴールパターンを頭の中で描いても、それを実行できる技術力があるという訳です。
サッカーIQが高い
裏への抜け出し、シュートパターンの豊富さを支えているのはサッカーIQの高さです。
ボールのある位置と自分と味方と敵の位置を把握して、そこから次のプレーを予測する能力が非常に高いです。
また、視野が広く、右サイドにいながら逆サイドの味方の位置まで把握しています。
下記のプレーが典型的ですね。
⚽GOAL PLAYBACK⚽
自陣でのスローインから素早くゴール❗️#キャスパーユンカー のサイドチェンジから #明本考浩 の素晴らしいクロス、最後は #田中達也 が押し込んだ‼#urawareds #浦和レッズ #wearereds #サッカー #Jリーグ pic.twitter.com/DoT29ZXr0X
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) May 16, 2021
逆サイドの選手の位置を把握していなければこのプレーはできません。
正直、このプレーを見た瞬間は「おおっ!」って思わず声を挙げてましたΣ(゚Д゚)
実は両サイドでプレーができる
ユンカーは浦和レッズでのプレーでも前所属のチームでもボックスストライカーのような動きをしているので想像が難しいですが、実は両サイドのどちらに配置されてもプレーできる様です。
サッカーダイジェストwebのサイトでは下記のような記述があります。
「(昨年10月に行われた)本拠地でのミョンダーレン戦で、右ウイングのフィリップ・ツィンカーナーゲル(現・ワトフォード)の負傷離脱により、ユンカーが代わりにこのポジションに入りました。その試合はボーデ・グリムトが2-0で勝利を収めたのですが、2得点を叩き出したのがユンカーでした(うち1得点はPK)。彼にとって最適なポジションは間違いなくセンターフォワードですが、必要とあれば両サイドでプレーすることも可能なのです」
サッカーIQの高さと裏への抜け出しの上手さを考えるとサイドでプレーさせても及第点のプレーをするでしょうね。
実際、どのようなプレーをするのかはまだ見た事がないので分かりませんが、これだけの得点能力ですからサイドに配置するのはもったいない気がしますね。
ユンカーのプレースタイル~弱点はあるの?~
ユンカーのプレースタイルをご紹介してきましたが、お伝えした内容だけを見ると完全無欠のFWのように感じます。
では、弱点はないのか?と思いますよね。
実はユンカーは守備面が少し弱いんです。
ユンカーが守備をサボるとかではないんですけど、イマイチ敵DFがボールを持っている時のパスコースを消す動きが甘いんです。
いつもという訳ではありませんが、パスコースが消し切れてない為、本来通してはいけないボランチへのパスを通されたりします。
パスコースを消すというのは基本的なDFのやり方であり、これができていないと前からプレスに行くのが難しくなります。
前からプレスに行けなければ必然的に全体のラインが下がってしまうので、結果として浦和レッズ全体の得点能力が下がる可能性があるでしょう。
まあ、この辺りは練習でコミュニケーションを取っていけば解消されるでしょうし、日本語での意思疎通も難しいでしょうからこれからの課題なんでしょうね。
ユンカーのプレースタイルまとめ
ユンカーのプレースタイルについてまとめるとこんな感じですね。
- 裏への抜け出しを得意とするストライカー
- 視野が広くてサッカーIQが高いタイプ
- シュートパターンが豊富でいろんな形でゴールができる
恐らくユンカーがJリーグにいる間は毎年のように得点王争いに顔を出してくるでしょう。
それくらいにポテンシャルの高いFWです。
パッと見た時にはプレースタイルこそ違いますが、ワシントンを彷彿とさせました。
ノルウェーでの得点数も凄かったですし、Jリーグでもケガなどが無い限り得点を量産していくでしょうね。
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