中島翔哉が下手だと言われているのですが、素人目には華やかで魔法の様なボールテクニックを見せてどこが下手なのか分からないという方は少なくないでしょう。

確かにテクニックは上手いのですが、サッカーは下手と言わざるを得ません。

中島翔哉が下手な点は大きく分けて3つです。

  • ボールを受ける場所が一定すぎる
  • 守備が下手(場合によって守備しない)
  • ボールを持ちすぎる

1990年代だったら弱点として取り上げられなかったかもしれませんが、現代サッカーでは致命傷になりうる弱点なだけに具体的に中島翔哉の何が下手なのか解説していきます。

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中島翔哉の下手な理由① ボールを受ける場所が一定


中島翔哉の下手な理由の1つ目はポジショニングです。

ボールを受ける場所が一定すぎて融通が効かないのでプレーの幅が狭くなっています。

具体的にどのようになっているのか解説します。

中央から動かないプレースタイル

中島翔哉は足元でボールを受けてそこからドリブルやパスで打開するプレースタイルです。

昔ながらの10番に近いスタイルで中央でボールを受けようとする傾向が強いです。

もちろん、それが悪い事ではないのですが中島翔哉の場合は少々固執しすぎるのです。

もし、柔軟に動くことができれば大きな武器になっていたはずなのですが、ポジショニングの下手さによって逆に弱点となってしまっています。

サイドバックが上がらないと左サイドをワイドに使えない

中央気味でボールを受けようとするあまり左サイドをワイドに使えていません。

厳密にいえば完全な中央では無いのですが、5レーンの左から2列目と中央を行ったり来たりという感じです。

だからサイドバックが上がってくれないと左からのクロスなどでチャンスを作る事ができません。

しかし、左サイドバックは中島翔哉がいると怖くてオーバーラップができません。

理由は後述しますがオーバーラップできないので左サイドからの攻撃が単調なものになってしまっています。

ドリブルで抜かれたり、シュートを撃たれでもしない限り怖くはないでしょう。

裏のスペースを使わないからチャンスが生まれにくい

仮に中央よりにポジショニングしていても裏を突くランニングをしてくれればチャンスは作れるのですが、中島翔哉は裏へのランニングをほとんどしません。

とにかく足元でボールを受けようとするので、相手DFからしたら格好のプレスの的です。

裏へ走ってそこへポンと縦パスが一本入れば点が入っただろうというシーンがよくあるんです。

それにパスが出なかったとしても裏へ走ってくれれば相手DFを引き連れてスペースを作る事もできるハズです。

しかし、これらのプレーが中島翔哉には全くと言っていい程ないので、窮屈な状態になることが多いのです。

中島翔哉の下手な理由② 守備をしない

中島翔哉の大きな弱点の1つが守備が下手、もしくはしない事です。

単純に守備が下手というだけでなく、複数の問題が絡み合っての下手さなので厄介な弱点となっています。

ここでは中島翔哉の守備時の弱点について解説します。

周りの状況が確認できない

中島翔哉の守備は周りの兼ね合いとかを無視した守備です。

守備の連係が皆無なのです。

守備というのは本来であれば11人が1つの塊の様になってボールを基準に動くべきなのです。

理想的な状態はフィールドプレーヤー10人が正円で囲える状態です。

だから埋めなければいけないスペースを無視して1人で単独で奪いに行ったら空いたスペースを突かれてピンチに陥ります。

しかし、中島翔哉は1人で奪いに行こうとし、時にはゴールキーパーにまで激しくプレスをかけようとします。

その結果、中島翔哉と左サイドバックの間に大きなスペースを作る事となって相手選手のゲームメイクの起点にされてしまう事が多々あるのです。

守備を放棄する

守備が下手なだけならまだいいのですが、守備を放棄する事すらあります。

プレスをかけなければならない所で緩慢に動いていることがあるのです。

実際、これは中島翔哉の所属しているポルトでも監督から問題視されて試合の真っ最中に激怒されたこともあるくらいです。

下記のプレーが象徴的です。

安西幸輝のポルトガル初ゴールシーンなのですが本来であればこのシーンは安西の進行方向を全力で切らなければいけないシーン。

それなのにジョギングの様なプレスで後ろから追いかけるだけでは失点するべくして失点したと言えるでしょう。

怖くて左サイドバックが上がれない

守備が下手でそもそも守備しない中島翔哉が左サイドハーフにいるというのは左サイドバックからしたら怖いです。

「もし、自分が攻撃に参加して奪われたらポッカリ空いたスペースを埋めてくれないんじゃないか?」

そんな恐怖が頭をよぎるからです。

ロシアW杯以降、長友佑都の日本代表でのオーバーラップの回数が少なくなった理由がコレです。

中島翔哉の下手な理由② ボールを持ちすぎる

技術的に優れている中島翔哉ですが、その弊害でボールの持ちすぎという側面があります。

これによってどのような不都合が生まれているのか解説します。

相手に戻る時間を与えてしまう

中島翔哉はボールをすぐにはたいて前線に送ればチャンスになる所を持ちすぎてチャンスをつぶしてしまう場面がしばしばあります。

攻撃の人数が少ない、相手DFに寄せられてキープするしかないという場面では中島翔哉のテクニックで味方の上りを待って厚みのある攻撃をする事ができますが速攻の時は逆効果です。

いわゆるスキルが低いタイプになってしまっているので、使い方を考えないと厳しいのかなと思います。

味方のモチベーションにも影響する

ボールを持ちすぎるという事は時として他の味方が走ってもボールが出ないという事があります。

もちろん、22人もいるサッカーにおいてボールを触っているのは1人だけなのでボールに触れている時間は短いのです。

しかし、全力疾走で50m走ったのが無駄になったらどう思うでしょうか。

1回や2回ならまだしも何度も繰り返されればいずれ走っても無駄だと思っても不思議はありません。

スペースを作る為の囮などで役割がある走りなら良いですが、明らかにパス出せばチャンスが生まれるという場面でも中島翔哉からパスが出てこない事があるので、味方のモチベーションの低下につながりやすいと言えるでしょう。

中島翔哉の下手な部分を改善するためには

ここまで中島翔哉の下手な部分について解説しましたがこれだけだったらただの批判になってしまいます。

下手な部分を踏まえたうえでどうしたらより上手くなるのか?

個人的にも中島翔哉のドリブルや積極的なシュート意識は素晴らしいと思っているので、改善策を考察します。

そもそもリトリートする相手に起用する

今の状態で中島翔哉を起用するなら最初からリトリートしてくると分かっている相手に使うべきでしょう。

中島翔哉の下手な理由の大きな点が「守備しない」「常に引いてボールをもらおうとする」という事ですからそもそも守備の比重が少なく、足元でボールをもらいやすいリトリートしている相手で使うのが一番なんです。

この状態であれば中島翔哉のテクニックをしっかりと活かす事ができます。

ゴールから逆算したプレイを学ぶ

ボールを持ちすぎるのもワイドなポジショニングができないのも全てゴールから逆算していないからです。

言い換えれば今行っているプレーがこの後どういう風にボールを動かしてゴールを奪うのかを言語化できる様になればもっといいプレーができるはずです。

しかし、全く同じプレーが訪れる事はありませんから簡単にはできません。

その為の方法を次項で解説します。

動画を見て解説してくれる人を付ける

上手くなる為に多くの人が行う自分のプレーを見返すという物。

しかし、中島翔哉の場合は技術的なミスよりも判断面による所が大きいので1人で動画を見返しても気づきにくいです。

そこで、誰か戦術に明るい人に言語化するのを手伝ってくれる人がいればベストです。

特にポルトを率いているコンセイソン監督は守備にうるさい人ですから少なくとも守備時のミスは消えると思います。

久保建英のプレイを真似る

現在、日本代表選手の中で最もゴールから逆算が上手い選手が久保建英です。

恐らく全てのプレーでどうやってゴールを陥れるつもりだったのかというのを言語化できるんじゃないかと思います。

もちろんこの2人が会う機会というのは日本代表くらいしかないですし、召集されなければそのチャンスもなくなってしまいます。

しかし、間近で見られるチャンスがあったらどういう意図でプレー選択しているのかを真似てみるのがプレー改善のベストの方法なのではないかと思います。

中島翔哉の下手な理由まとめ

中島翔哉の下手な理由と上手くなるためにどうするべきかについて解説してきました。

森保ジャパンにおいて攻撃面で1対1で相手を1人かわせる計算ができる選手だけにすごくもったいないと思います。

どんな選手でも弱点はある物ですが、現代サッカーにおいては見過ごせない弱点でもあるので何とか改善してより素晴らしい中島翔哉が見たいと切実に願います。

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